業務内容

造林

造林

造林業とは山野に有用な樹種の林を仕立てて管理することです。造林作業は、持続可能な森林を守るために伐採した後の場所を再生するという、とてもやりがいのある仕事です。森林のプロフェッショナルが手を加えることによって、自然の森林が健全に保たれるよう手を貸しているのです。こちらのページでは造林の主な流れをご紹介していけたらと思います。

地拵え

伐出後に林地に残された幹の先端部(末木)や枝(枝条)、あるいは刈り払われた低木や草本などを、植栽しやすいように整理、配列する作業です。
作業は冬場の11~2月頃

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植え付け

苗や苗木を植え付ける作業のことです。
作業は春先の3~5月頃

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下刈り

下刈りと呼ばれる作業は植えたばかりの苗の周りに生える雑草を刈ることを指し、
雑草が苗の育成を邪魔しないよう実施されます。苗を植えた後約5年行われ、それ以降は植えた苗が雑草より大きくなるため行われなくなるのが一般的です。
作業は夏場の6~10月頃

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除伐・間伐

除伐とは育てようとする樹木の生育を妨げる他の樹木を刈り払う作業です。間伐とは育成が進んで過密になった植栽木を間引く作業です。これは造林作業の中でも重要な工程とされ、より優良な植栽木を育てることにつながります。丁寧に手入れをして森林を大切に育てることが中心の作業と言えます。

しきみ栽培

樒(しきみ)とは、葬儀や法要などの仏事で使用される植物です。弊社では年間出荷しています。50cm程度の切り花は花屋などでも売られており、榊(さかき)とも似ていますが、全く違った種類です。枝や樹皮からはお線香のような独特の香りを感じられるのが特徴で、実際お線香や抹香として使われてきました。果実の部分は有毒成分があり、古くに「悪しき実」と呼ばれていたことが転じて「しきみ」と名付けられたのです。

しきみの使用

しきみは仏教との関わりが深く、かつて土葬をおこなっていた時代にその独特な強い香り成分から死者の臭いを消す目的で使われ始めたとされています。しきみは動物や悪霊が墓場を荒らさないように墓地の周りに植えられたり、お墓に供えられることが多いです。現在では、仏花としての利用のほか、葉や樹脂を材料に線香や抹香が作られお葬式などの仏事に利用されています。